最近町内でちらほら見るこのキャラクターをご存知ですか?
現在制作中の明和町を舞台にしたアニメ、「斎王のみち」主人公の斎みちるちゃんです。
今回は「斎王のみち」を詳しく知るために、プロジェクトプロデューサーである西森晃さんにお話を聞いてきました。
明和町との出会い、最初の繋がりは?
一番初めは、皇学館大学(明和観光商社)の千田先生とたまたま別件で知り合い、雅楽師の東儀秀樹(とうぎひでき)さんが、皇学館大学「日本酒プロジェクト」のコンサートをするので明和町に来てくださいというお話で来ました。
その時は、明和町のめの字も知らないところでした。とりあえず行くからにはどんな場所か調べとこうと思って調べたら、結構歴史に関するものがいっぱい出てきて、何かおもしろそうと思いました。
来てみてビックリ!駅降りたら、だだっ広い景色が広がっていて、調べてはいたけども復元建物の前を通って歴史をちゃんと紹介してるなという印象でした。

明和町からどんなストーリーが生まれる?
東儀秀樹さんのコンサートを聴いた時に千田先生から「何かここアニメとかで面白い仕掛け出来ない?」っていう話をされました。実際来てみて、街中を歩いてみて、何だかストーリーが浮かんできたというと大袈裟だけれど、自分が初めて来てビックリした事がありました。
東京の子が見たらビックリする景色が色々あるなと思いました。もう1つあったのは、斎王の歴史があった事です。
(話にあがったのが、)ちょうど平成から令和に移るという時期でした。それに女性活躍の話もしていたから、「都会からこっちへやって来て、ここの雰囲気を体験しながら斎王になるっていう物語を作るのはどうか」というところが一番初めの発想でした。
今の若い子たちが自分に置き換えて身近に感じられる様な設定にしようと考え、いっそのこと本当に続いてたというif設定で斎王が選ばれたというストーリーがだんだん練られました。穢れという存在があって、それを巫女である斎王(主人公)がお祓いをして良いものに変えていくというストーリーが出来上がってきました。
「斎王のみち」あらすじ
「平成から令和へと元号が変わるその日、伊勢の地で新たな斎王が神託により決定した―。
元号が変わるとき、神アマテラスに仕える姫巫女として選ばれる斎王は、南北朝時代に途切れたとされていたが、ここ伊勢の地でひそかに受けて継がれてきたのだ。
これまで斎王は斎王制度を守り続けていた伊勢の御三家と呼ばれる名家から選ばれてきたが、今回はなぜか東京の普通の女子高生・斎(いつき)みちるが選ばれる。
東京で父親と二人で暮らすみちるは、普通の女子高生として友人とともに充実した学生生活を送っていた。
ある日、みちるは学校からの帰り道に不気味な影に襲われるが、同年代の青年に助けられる。
斎藤巧(さいとう・たくみ)と名乗ったその青年は、みちるが斎王になるために選ばれたことと、そのために伊勢・明和町に向かうようにと告げる。
みちるが真の斎王になるための新たな人生が始まろうとしていた…」

東京は、ビルなどいっぱい建物が建っていて「空なんてこんなもの」みたいな感じです。明和町にちょうど来た時、ぬける様に天気が良い日でした。雲がそんなになくて、「うわぁ〜なにこれぇ〜」となりました。上園芝生広場で寝っ転がってそのまま良い睡眠が取れそうなくらい良い天気をと感じました。
東儀さんの演奏を聴いた時、何だかこうスッと入ってきました。作品に雅楽が合うなと思って、それがアニメの音楽的には1つ発見やった。
明和町の風景・人の魅力
やっぱり風景的にいろんなものを見せたい気持ちがあります。今のアニメを見る人にウケるポイントの1つとして、風景・背景の美しさ・アニメの空気感っていうのが大切になっています。明和町の空気感っていうのが、その点ですごく良いですね。住んでみてわかるっていうのはあるけれど、まずはそういう空気感を伝えたいなっていうのがあります。
明和町に来て町のいろんな人たちに会って、いろいろな良さに巡り合いました。明和町のいろんなところを紹介したいっていう中でも町に生きている人たちっていうのを紹介したいというのがあります。
たまたま旭酒造さんやペンギン堂さん・つどいの新田さんなどいろいろな人に会って、交流して、仲良くなって、いろいろ話させてもらったりして、これが物語やなと思いました。自分としてもそういう人たちに会っていろいろ話をする事によって何か自分を高められるところがありますね。
見るべき場所・風景的にすごくいいものがあるけれども、風景というよりも町の人たちとのつながりを描けたらなというのがありますね。



主人公 声優決定!
主人公のみちるちゃんの声優さんを若い19歳の女の子に決めました。町の人たちと一緒に盛り上げていくというのもあるけれど、本人も一緒に成長していってもらえたらいいかなと思っています。舞台もアイドルもやっていたので、何かを吸収しているだろうし、これからも成長していけるところかと思っています。
主人公以外の声優さんは、ベテランさんにも声をかけていますし、今後できればビッグネームを呼びたいです!!
キャラクターは、博物館榎村先生と一緒にちょっと歴代の斎王を模したのをちょっとずつ今作り始めているところです。キャラクターデザインは、講師をしている京都芸術大学のキャラクターデザイン学科の学生たちを交えながら作っています。今新たなキャラクターが随時生まれつつある所です。
アニメ制作については、アニメの3D制作などを行っている天狗工房の福士さんに第1話分をお任せをするということになりました。こちらが一番新しい情報です!新しい声優さん・キャラクターの情報もどんどん流れていく。ムッチャ楽しみにしててください!
町民の皆さんへメッセージ!
すごい町っていうのが埋もれてるっていうのはすごく惜しいことです。多分皆さんの中でも、斎王っていうのは一つシンボライズ的にはあるかもしれないですけど、歴史という感覚があると思います。
けれども、僕らはやはり町に斎王が根ざしていると思っています。そういう斎王が生まれる土台っていうのを持っている土地なので、この土地をうまくPRしていけば、斎宮はここにしかないものだから、すごい財産だと思います。この財産を生かしていくために新しいストーリーを入れながらどんどんPRしていきます。是非ご協力ください!
アニメ「斎王のみち」にさらに気になる方は、是非下記URLよりご確認ください。
http://saioh.info/works.html
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